大会当日は、当日受付者を含め400人もの釣り人が会場につめかけた。しかし、エサ釣りでの参加者に比べるとルアー・フライは圧倒的に少なく、その割合は9対1くらいであった。今回はエリア内にルアー専用区が設けられた。ただし、これは実質上の完全な区分けではなく、大多数を占めるエサ釣りとのトラブルを極力避けるための配慮のようだ。
確かにこういった釣り大会では、設定区間に大勢の人が押し寄せるため、トラブルは避けられない。ここでは少数派のルアーアングラーにはちょっと肩身が狭いが、現状ではいた仕方ないのかもしれない。
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しかし主催者側もそういった状況を打開すべく、ルアー・フライの扱い方を模索しており、今後はさらに完全な釣法別の区分けを検討していくとのことなので、これからに期待したいところだ。その他、夏休みなどを利用し、子供たちを対象としたルアー・フライ教室など積極的な活動を行っていく予定だという。
ただし、こういった企画はあくまで地元有志の方々による試みであり、残念ながら漁協全体が行っている活動ではない。時代のニーズに合わせた釣り場作りには、漁協とアングラーの意思の疎通なくしてはありえないと思う。漁協組合員としての私にとって、その橋渡し役としての活動が目下の課題である。
今現在、飛騨川漁協管内ではC&R区間やルアー・フライ専用区の設定はされてはいない。というよりも、そのレベルまで到達していないというのが実情である。元来アユ釣りがメインのフィールドであるため、まずはその確執を解消しなければならない。当然、組合員への説得も必要であり、課題は山積している。
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ただ一方で、果たしてこうした専用区間を早急に設定する必要があるのだろうか? とも考える。むしろ今回の大会のように、あらゆるジャンルの釣り人がお互いを認め合いながら一緒に釣りを楽しめる機会を通して、ひとり一人の意識を高めていくことが大切ではないか、と私は思う。
今回同行して下さった飛騨川漁協組合員の安江さんも、同じような意見をお持ちのようだ。
さらに、今後も活動に協力していただけるとの心強いコメントをいただけた。 |
個人の力というのは微力である。したがって、釣り場環境の改善を目指していく上で、情報交換ができる仲間や協力者を持つことは必要不可欠である。私自身、組合員とアングラーとの板ばさみ状態で、辛い立場に立たされることも少なくない。組合員としては賛成だがアングラーとしては反対ということも多々あり、むしろ試行錯誤の連続である。
幸いよき協力者に恵まれている私にとって、まずは自分のできる範囲のことから実行していくことが必要だと考えている。そして、後世に自信を持って託すことのできるフィールドづくりに、私もいち漁協組合員、そしていちアングラーとして協力していきたいと思っている。
余談になるが最後にひとつ。
本大会では、本誌でもお馴染みのドリームウイル・アドバイザリープロスタッフの矢野眞弘氏に34cmのアマゴが出た。検量時には暫定2位の高位置につけていたものの、最終結果では惜しくも7位。残念ながら6位入賞は果たすことができなかった。上位4名の記録がいずれも39cm以上と、話題通りの大物ラッシュに沸いた大会であった。
なお、大会結果は以下の通り。
【一般の部】
1位 伊藤繁雄 41cm
2位 伊藤正利 39.8cm
3位 筒井 勇 39.4cm
4位 秋田啓行 39cm
5位 北原 実 37cm
6位 朝原昭男 36.5cm
(敬称略) |
【ジュニアの部】
後藤秀志 38cm
一条 瞭 36.4cm
細江俊介 36.4cm
(敬称略)
【レディースの部】
平田香千代 29cm
杉本早苗 28.2cm
朝比奈富子 27cm
(敬称略) |
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【飛騨川水系】
●遊漁期間:2月1日〜9月30日
●遊漁料:日釣り1000円
年券5000円
●管轄漁協:飛騨川漁業協同組合
TEL. 05747-2-1029 |
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